Interview

カンケンの人

小林 航太 profile

楽しむことが最高の成長戦略。 「期待通り」ではなく、 「期待を超える」 プロフェッショナルになる

小林 航太Kota Kobayashi

Profile

こばやし・こうた/2020年入社。大学の文理混合学部を卒業後、建築やデザインの専門知識がない状態でスタートしたが、強い興味と探求心を原動力に、マンションギャラリーのコーディネーター業務に携わる。入社直後から大手デベロッパーの案件を担当。お客様と二人三脚で創り上げるプロジェクトに数多く携わり、その中で培った信頼関係の構築力や柔軟な対応力には定評がある。現在は、デジタル技術を活用した空間演出への関心を深めながら、ディレクターとしてプロジェクト全体の進行を統括。チームマネジメント・制作・予算管理を担い、クライアントの課題解決に向けて、"期待を超える"トータルプロデュースを実現している。

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Question 1あなたにとって「場」とは

ただの空間ではなく、感情をデザインする

私にとって「場」とは、感情をデザインする装置です。物理的な空間を超えて、そこに集まる人々の感情や体験を通じて形作られるものだと考えています。私が通っていたのは文理混合の学部で、学生時代にデザインや建築を学んだ経験はありません。ある日、学生アルバイトとしてカンケンに入るきっかけがあり、マンションギャラリーという場を訪れたとき、その意義や本質を実感することができました。カンケンがつくったマンションギャラリーは、ただのプロモーション施設ではなく、訪れた人が未来の暮らしを想像し、期待を膨らませる「場」として機能していたのです。これは、映画館で感動する体験にも似ています。「人の心を動かす」――つまり「感情をデザインする」ことが場の本質なのだと気づきました。

感動すると誰かに伝えたくなる。 自分が設計する場も、人々の心が動き、 感動が伝染する場でありたい

場づくりとは単に空間をデザインすることではなく、そこに人が集まり、心が動くプロセスを設計することだと考えています。例えば、マンションギャラリーの企画では、訪れた人が「ここで暮らしたい」と感じる流れを作ることが重要です。私自身、感動すると誰かに伝えたくなるタイプなので、自分自身が設計する場もそうでありたい。人々の心が動き、感動が伝染するような場をつくることで、場の持つ力を最大限に引き出したいと考えています。

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Question 2空間や場のチカラを実感したエピソード

アルバイト時代に意識した「場」の持つチカラ 人が集まり、つながる仕掛け

私が人生で初めて"場"の持つ力を意識したのは飲食店(イタリアンバル)でのアルバイトでした。そのイタリアンバルのコンセプトは「来た人に必ず 小さな感動を与える」で、お客様の些細な会話やコミュニケーションの中で、お客様が嬉しくなるポイントを見つけて、それを踏まえてサービスをしていました。些細な会話やサービスが、訪れた人の心を動かす仕組みになっていたので。そのバルは、単なる食事の場ではなく、そこに何か期待を抱き、人が自然と集まってくる空間でした。こうした空間が持つ力は、設計やデザインの領域でも共通しており、今の仕事にも活かされていると感じています。

場をつくるために必要なのは、 対話とアップデートし続ける姿勢

仕事を通じて「場」の持つチカラを最大限に引き出すために大切にしているのは、チームメンバーとの意見交換です。カンケンには様々な感性を持つメンバーが集まっており、異なる視点を取り入れることができる環境があります。また、プロジェクトを進める中で求められることも日々変化していくため、常に新しい視点を吸収し、アップデートし続けることが求められます。場をつくることは、人との対話から生まれるものだと改めて実感しています。

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Question 3やりがいを感じる瞬間

人の心が動く瞬間に立ち会う喜び。 自分の仕事が、誰かの人生の 大きな決断に関わっている

私がこの仕事でやりがいを感じる瞬間は、「人の心が動く場をつくれた」と実感できたときです。新卒1年目に携わったマンションギャラリーのプロジェクトで初めて企画から納品まで経験しました。完成したギャラリーにお客様が訪れ、その体験に感動しながら住まいを検討する姿を見たとき、自分の仕事が誰かの人生の大きな決断に深く関わるものだと強く感じました。 さらに感慨深かったことは、そのギャラリーが数年後にリニューアルされた際に、自分がディレクターとして再び関わることになったことです。振り返ると、新卒1年目の頃は先輩からの指示や問いをもらい、それに答えていくことで精一杯でした。しかし、数年後にリニューアルを任されたときには、自分自身が責任を持つディレクターとして、お客様の視点に立ち、ものづくりを一緒に併走していく感覚に変わっていることに、自分自身の成長とこの仕事のやりがいや楽しさを再確認しました。

お客様以上にお客様の視点に立つ "究極の自分ゴト化"。 「期待通り」ではなく 「期待を超える」ことがプロフェッショナル

私が難しい課題に直面した際には、"お客様以上にお客様の視点に立つ"――「究極の自分ゴト化」をすることを意識しています。私が関わった大手デベロッパーの合同マンションギャラリーのプロジェクトでは、一つの物件ではなく、複数の物件を紹介する新しい形のギャラリーを作る必要があり、従来のギャラリーとは異なるアプローチが求められました。そこで私は、お客様からオーダーされたものをただつくるのではなく、何を求めているのかを考え、理解し、突き詰めることで、期待を超える提案を行うことを徹底しました。私にとってこのプロジェクトは、「プロフェッショナルとは何か」を深く考える機会となり、「期待を超える」ことこそがプロフェッショナルであると学びになりました。 この合同マンションギャラリーは、多くの方から高い評価をいただき、仕事の成果が次のプロジェクトにつながる喜びも感じることができました。

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Question 4カルチャーや働き方

楽しむことが最高の成長戦略。 挑戦を後押ししてくれるカルチャーで、 「やってみたい」を実現する

カンケンの魅力は、「挑戦を後押ししてくれるカルチャー」にあると感じています。「やってみたい」と言ったときに、それを否定せず、むしろ応援してくれる環境が整っています。個人のアイデアやチャレンジ精神を尊重し、試行錯誤のプロセスを楽しめる文化があるため、とことん考え抜き、創造の限界を押し広げることが、最高の結果につながるのです。 研修制度もしっかりと計画的で、毎年アップデートされています。また、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、上下関係の垣根が少ないため、自由に意見を交わしながらより良い場づくりを目指せるのも大きな魅力です。

自分の感情を深く知り、成長へと変える

何かを突き詰める過程で壁にぶつかることは避けられません。しかし、その苦しさの理由を冷静に分析し、乗り越えた先にこそ、本当の楽しさがあると考えています。うまくいかない苦しさや自分へのもどかしさなどの感情の背後には必ず理由があり、それを理解することで次のステップが見えてくる。カンケンは、挑戦する人の背中を押し、面白がりながら成長できる場所です。自分の疑問や情熱を大切にしながら、一緒に新しい場をつくり続けていきたいと思います。

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